汎用含浸剤(含浸シール剤)
有機含浸剤
一般的に大量生産に用いられます。希釈剤は0%です。
PS-901
【UL認定コンポーネント】
本材料はULのコンポーネント認定プログラムの下で認定されています。
認定条件に関するデータ(ULサイト)
※閲覧にはULサイトのアカウント作成(無料)が必要です。
- PS-901は長年の実績を持つPS-403Eと比較して耐久性及び洗浄性はそのままに、金属との親和性を高める事によって歩留り性能を大幅に高めた含浸剤です。このため、生産性の向上や品質の安定化が期待できます。
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- PS-901は架橋して三次元構造を持つため、ガソリン、アルコール、水、クーラント、溶剤、酸、アルカリ等に対して高い耐久性を持ちます。
- PS-901で含浸処理を行った後の金属素材にはPS-403Eと同じように、メッキや塗装、アルマイト処理などの各種化成処理を行う事ができます。
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- 1回の含浸処理でリークが止まらず2回含浸をしている製品はありませんか?
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- PS-901への変更で1回でリークが止められる可能性があります。
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- 含浸処理コスト、リードタイム、圧検コスト等の削減が期待できます。
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PS-901に関するデータ
(クリックするとデータが開きます。)
【技術資料】
PS-403E
- 下記にある第2世代のPS-401を自ら大幅に改良した、第3世代の有機含浸剤です。完全水溶性という特徴を持ち、有機含浸剤の一番の課題と言える洗浄性に対して劇的な改善が施されています。水のみで洗える最も洗浄性の高い含浸剤です。微小漏れ欠陥に対して優れた浸透性を有し、各種金属鋳物やダイカスト品、焼結体など広範囲の金属材料に適しています。
さらに、洗浄工程にて含浸剤は水に溶け込み洗浄排水となります。PS-403Eの場合、この洗浄排水に廃液処理を行うことで含浸剤成分と水成分とを分離する事ができます。分離後の水成分は約99.9%が元に戻るため、環境に優しく廃液コストを大幅に削減する事ができます。この廃液処理技術は、さらなる改良に向けて研究開発を進めております。

PS-403Eに関するデータ
(クリックするとデータが開きます。)
【封孔性能】
【耐溶剤性】
【耐久試験】
無機含浸剤
一般に有機含浸剤より高耐熱を要求するときや、現代の有機含浸剤技術より前の規格に必要な際に用います。約60-70%は希釈剤であるため、有機含浸剤の封孔構造とは異なります。水ガラスとも呼ばれる事もあります。
CS-3
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珪酸ソーダ+リン酸ソーダ、アルカリ性、孔サイズ「小」にも有効 |
CS-4
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低粘度、弱アルカリ性のコロイダルシリカタイプで環境的にもクリーン |