TOP > 含浸(がんしん)とは? > 含浸剤の用途

含浸剤の用途

含浸技術はこんなところにも使われています

一般家庭用から航空宇宙、ハイテク産業用まで幅広い素材が含浸の対象になっています。皆さんの身の回りにも、何処かで当社の「含浸技術」が使われていると思います。

含浸技術はこんなところにも使われています

                                         

こんな事にも含浸が

 

 

昔は、こんなことに含浸技術が使われていました

古代から利用されてきた水の含浸現象

巨石に孔をうがち、乾いた木を打ち込んでから、水を注いでおく。やがて木が水を吸い込んで膨らみ、大きな膨張力を生じて巨石を割ることが出来ます。何一つ強力な機械のない古代から、木材という繊維組織に水の浸透圧だけを利用した、石割の技術が使われていた歴史があちこちの遺跡で見られます。時代が下って、12世紀前半に建設された、カンボジアのアンコールワット寺院の参道の大きな敷石には、直径3~4センチ深さ数センチの孔が4つずつ開いていました。ここには木が差し込まれ、抜けない程度に膨張させて敷石を運ぶのに使われた跡でした。   古代から利用されてきた水の含浸現象

珪藻土にニトログリセリンを含浸して完成したダイナマイト

ニトログリセリンと言う強力な爆薬が登場したとき、液状であるため取り扱いが難しく、しばしば事故を起こして問題になり、これを製造していたアルフレッド・ノーベルは装置の爆発で5人が死亡、弟も死亡、父親も半身不随の重傷、本人も負傷しました。スウェーデン政府はストックホルムでの、この爆薬の開発行為を禁止したほどでした。しかしノーベルは湖にいかだを浮かべ、その上に作った粗末な研究室で、天然に生成した微細孔の塊のような超安価な珪藻土に目を付け、これにニトログリセリンを浸透吸収させて粉末にし、安全に使用できるダイナマイトを発明しました。かくしてノーベル賞が誕生する基礎が出来たのでした。   珪藻土にニトログリセリンを含浸して完成したダイナマイト

航空機に使われるアルミ合金製鋳物に含浸技術が適用される。

ライト兄弟が開発した飛行機の機体は、木と布とロープで出来ていました。高速で高度、しかも悪天候の中で飛行するには、強度が大きくて軽いアルミ合金製の機体になりました。同時に鉄鋳物からアルミ合金製のエンジンと機器が採用されました。第二次大戦では航空機の生産機数と性能が勝敗を左右しました。航空機を生産していたのは、連合国側が米国、英国、ソ連、枢軸国側がドイツ、イタリヤ、日本です。飛行中は不具合が見つかっても、修理も調整も交換も出来ません。地上に降りて行なうか、悪ければ墜落してしまいます。性能の保証と生産性の向上の両方が同時に求められました。   航空機に使われるアルミ合金製鋳物に含浸技術が適用される。

アルミ合金製鋳物は鋳造欠陥が不可避で、耐圧性を求められる箇所は漏れ欠陥を封じる対策が必要でした。各国でさまざまな方法が採用されました。中には海水に浸漬してしばらく放置し、腐蝕生成物で漏れを止めると言うような荒っぽい方法もありました。日本では航空機の風防ガラスに使われていた、メタクリル樹脂板のくずを回収して、これを熱溶融して解重合させ、液状の含浸剤としていたと、当時の技術者より直接聴いたことがあります。軍人だった父が戦時中使っていた、双眼鏡のアルミ合金製のボディーには、硬化性油脂を含浸した痕跡がありました。

アメリカでは安価な珪酸ソーダ水溶液の含浸が広く行なわれていました。性能がやや劣るケースもありましたが、含浸しないよりははるかに良いので、戦時中のような物資が欠乏し、技術者も欠乏している非常時には、簡単に扱えて、それなりに効果のある方法でした。大戦後この技術と方法が自動車産業に移行することになります。

水洗可能で、易硬化性の無溶剤樹脂液が封孔含浸の一時期を作る。

より高品質、高歩留まりの封孔剤が求められるようになり、無溶剤で硬化性の良いアクリル樹脂が登場すると、珪酸ソーダベースの含浸剤は次第に使われなくなってきました。安価であるとはいえ、珪酸ソーダベースの含浸剤の最大の欠点は、多量の水分を含むため、これが逸散して効果を発揮するのに時間がかかることです。待機時間が長いことは、場所塞ぎになるので、大量生産には不向きでした。洗浄性がよいということは、機械加工後の  部品の含浸処理には欠かせない要件です。またいくら性能が良くても、硬化に時間のかかり過ぎる樹脂は、前記のように大量生産には不向きです。現在市販されて使われている封孔のための含浸剤は、性能がかなり似かよっています。微細漏れ欠陥には効果を発揮しますが、漏れが大きいものや、25%のような大きな気孔率がある焼結体の場合は効果がないか低いかです。これが現在の課題です。   水洗可能で、易硬化性の無溶剤樹脂液が封孔含浸の一時期を作る。

現状の性能の壁を打ち破るプラセラシール903の開発。

含浸の仕事に携わって45年、積年の課題を解決しつつあります。現状の含浸装置或いは含浸の処理ラインがそのまま使えて、封孔の性能と耐熱性が格段に良くなる。使用場所によっては、潤滑性や機械加工性も良くなることになります。現在市販の準備を進めております。ご期待下さい。   現状の性能の壁を打ち破るプラセラシール903の開発。

新幹線にも、弊社の含浸技術が使われています。

新幹線の交流モーター開発プロジェクトにおいて、ベアリング担当会社グループから開発を依頼され、弊社によって解決された電気絶縁ベアリングが、のぞみ型車両から採用されています。セラミック溶射されたベアリングケースに、電気絶縁樹脂を含浸することにより、ベアリングに流れる超微弱電流を絶って、ベアリングの摩滅を無くし、交流モーターのメンテナンスフリーを実現しています。ニューヨークの地下鉄や、中国の新幹線および中国鉄道のジーゼル発電式電気機関車の発電機にも採用されています。   新幹線にも、弊社の含浸技術が使われています。

環境問題の究極的解決のために、含浸技術を適用します。

木材は、空気中の炭酸ガスを固定化したものです。木材を防燃、防腐、防虫の機能を持たせて大量に利用することは、すなわち地球上に大量の木材の蓄積を図ることは、炭酸ガスの減少を実施することになります。そのためには、木材を積極的に多分野に採用してもらい、大量に使ってくれるような機能を持たせる必要があります。これも数十年追い求めてきた技術です。昔なら笑われたでしょうが、現在やっと注目を浴びる技術になるのではないでしょうか。   環境問題の究極的解決のために、含浸技術を適用します。
   
   
 

 含浸とは? 

 製品一覧 

 含浸の使用事例 

 
tel:0428-31-9121 受付時間 :8:00~17:00(土日祝日除く) お問い合わせ